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姿勢を正しく




良い姿勢でピアノを弾いている姿を見ると、それだけて音が素敵に聴こえてくるような気がしませんか? これは、気のせいでも何でもなく本当に理にかなったお話なのです。 それでは、ピアノを演奏する時の姿勢を正しくするには
どのような事に気をつければ良いのでしょうか。 

まず、座り方。足を床につけ、椅子に浅く腰掛けます。浅く腰掛ける事で重心が前になり、力をコントロールしやすくなります。そして背筋を伸ばします。この時猫背にならないようにしてください。背筋を伸ばすことで身体が安定し、効率良く力を伝えることができます。逆に猫背になると背骨から力が逃げてしまいます。 


そして、椅子の高さですが、手を鍵盤に乗せた時、肘から手首までをおおよそ水平になるようにしてください。水平にする事で腕の重さを効率良く鍵盤に伝えることができます。
次に、自由に腕を動かせるようにピアノとの距離を椅子の前後で調節します。個人差が大きいので明確な距離はありませんが、腕をクロスさせても肘があたらないように考慮すると、肘の角度は100度前後になるくらいです。 

 このように、姿勢を正しくする事で、身体を楽に、効率良く使う事ができるようになります。 姿勢の準備ができたら、きちんとできているかスマホや鏡で確認しながら調整しましょう。

自分が思っているのと実際の形は案外違っている事があるものです。

はじめは気をつけることが多くて面倒だと思いますが、慣れてしまえば意識しなくてもできるようになります。 大切なのは反復する事で身体に覚えてもらう事なのです。 


いかがですか?良い姿勢で弾くだけで良い音を作り上げる事ができ、見た目もカッコいい!また、余分な力も抜けて演奏も楽にする事もできるんです。  その他にも姿勢を正しくすると「集中力がつく」「肩や首が凝りにくくなる」「美肌」「痩せやすくなる」など様々な効果も期待できるようです。 

ピアノだけに限らず、普段の生活の中でも良い姿勢というものを意識してみましょう。


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即時反応力とは

皆さんは「即時反応」という言葉は聞き慣れていないかもしれません。リトミックでいう「即時反応」とは、音やリズムの変化にすばやく反応する力のことです。 

レッスンでは「音が聞こえたら動く」とか「音がなければ止まる」など身体の動きを通して身につけていきます。耳でキャッチした音を身体で表現することで、自然で豊かな表現力が身についてくるということです。同時に音楽に常に耳を傾けているので集中力や注意力を鍛える事ができるのです。また、耳で聞いて「自分で判断する力」→「自分でイメージした事を表現する力」→結果どうであったか、「自己判断する力」が生まれます。 

それから、即時反応を継続的に行う事によって、脳と筋肉感覚の情報伝達が活発になり、頭の中で情報処理した事と行動か一致、もしくは一致していなくてもすぐに修正できる能力が身につきます。 

それは、何も知らされていなかったことが突然やってきても、それに瞬時に反応する事ができるという能力なのです。この即時反応をレッスンしていると、「自分が思った通り物事が進まなくても、より良い方法を考えて行動できる」という能力が身につくのです。そしてその能力を身につけた子ども達は、これから訪れる数々の困難をうまく切り抜けていくための力の1つを手に入れたということになるのです。 
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グループレッスンのメリット



当教室ではピアノのレッスンを個人レッスンとグループレッスンの併用という形をとっております。 

個人レッスンのメリットは一人一人の進度に合わせた丁寧な指導ができるという事です。 
テクニックやアナリーゼ(楽譜の分析)に重点を置き、きめ細かなレッスンを行う事ができます。また、当教室では先生と生徒が話し合いながら生徒自らが考え、自分なりの演奏を見つけていくように導いていく指導法です。その為マンツーマンでの密な時間が必要不可欠なのです。 

一方、グループレッスンは、お互いに励まし合い、競争しながら共に向上していく事ができるというメリットがあります。 

これは、ピアノのレッスンの中でも特にソルフェージュ(リズム、聴音、読譜など)を学ぶのにとても適しているという事です。当教室ではリトミックを取り入れた活動でソルフェージュはもちろん、集中力を鍛えたり、即時反応力(次回ブログで詳しく説明します)を身につけていきます。 

また、異年齢でのグループ構成は、小さい子は大きい子から学び、大きい子は小さい子に教える事によって自分の知識をより深く理解する事ができます。そしてそこに身を置く事により、自然に思いやりの気持ちやマナーも身につける事ができるのです。 

このように、個人レッスンとグループレッスンの両方の良いところを取り入れてレッスンしていく事で、効率よくそれぞれの能力を高めていく事ができるのです。 
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ピアノは親子で学ぼう②

前回はピアノを習う事によって得られる能力についてお話ししました。 

ではなぜピアノは親子で学ぶのが良いのでしょうか? 


何事もそうですが、能力を最大限に引き出すには環境がとても重要になってきます。 

いろいろな事が将来できるためのベースを作れるのが8才までと言われています。それまでに親は子どもにしっかりと目をかけ、素地を作ってあげる事で、その先の未来を自分の力で切り開いていく能力を身につける事ができるのです。 


「私は音楽の事はわからないから」と仰られる保護者の方は数多くおられますが、お子様と共にレッスンに来ていただき、後ろで見守っていただくだけで先生の言っている事が理解できるようになり、家で子どもにアドバイスできるようになります。(当たり前の話ですが子どもに分かるように説明しているので大人に理解できないものではないのです。また、聞いているだけで音の違いなども分かるようになってきます。)そのためにも是非お子様のレッスンを見守っていただく事をおすすめします。
 
しかし、保護者の役割というのは音楽的アドバイスだけではないのです。前回、脳科学者の澤口俊之先生がHQ(人間性知能)を高めるためにピアノが最適であるというお話をしましたが、先生はこうも仰っています。「HQを高めるためには、5歳~8歳ころがより効果的です。週に140分のレッスンでいいんです。ピアノに関しては、4ヶ月くらいで効果があらわれ、脳構造を変えるまでには2年くらい必要です。あとは、やればやるほどという継続期間との相関になります。」 

これを考えると、いかに継続していく事が大切になってくるかという事が言えます。またその継続もダラダラとただ時間をかけるだけ、回数をこなすだけではだめなのです。真剣に取り組む事によってその効果が発揮されていくのです。

子どもにはそもそも計画を立てて継続していくという能力が備わっていません。保護者が目をかけて寄り添い、声をかけながら励まし取り組んでいく事によってつらい練習を乗り越え、素晴らしい能力を得る事に繋がっていくのです。   

そしてそれを習慣化する事によっていつの間にか子ども達は自ら考え、自分の道を切り開いていく能力を身につけていくことができるのです。 

そしてついでに素晴らしいおまけも付いてきます。親子で乗り越え、共感して得た時間、絆というものは何物にも代えがたい宝物なのです。 
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ピアノは親子で学ぼう①




皆さんは習い事を始める時に何を基準に選んでいますか?今の世の中は沢山の習い事で溢れています。その中でその子に合ったものを探していくのは簡単な事ではありません。 

その中で1つの目安になる物が「親の得意とする事」もしくは「親が経験した事がある事」です。 


その理由として、才能は遺伝によるものが6080%を占めていると言われている事、それを伸ばすためには環境が非常に重要だという事です。 


それを聞いて「それじゃあうちの子にはピアノを習わせる事は出来ないわ」と思っていませんか? 
ピアノをスキル(技術)としてのみ見るならばそうなのかもしれません。しかし、ピアノが他の習い事とは違うのはそれだけにとどまらない万能性があるからなのです。 

 脳科学者の澤口俊之先生はこう仰っています。 

「人というのは、夢をもち、その夢をかなえるべく努力して成功し、幸せな人生を送りたい(あくまでも主観的な成功)だれもがそう願うものですね。そして、そういう人生を送るためには、IQ(一般的知能)よりもHQ(人間性知能)という知能が重要と証明されているのですが、さまざまな習い事や余暇の過ごし方の中でも、すべての実験においてダントツにHQが向上するという結果を出しているのがピアノの稽古なんです。簡単に言えば、人間らしい人生を送るための脳力のことで、夢や目的に向かって適切に行動する能力未来志向的行動力と、理性・思いやり・協調性を身に付けてうまく生きる能力社会関係力です。つまり、HQの向上は、夢の実現や社会的成功、良好な恋愛や結婚生活、さらには運動能力や器用さ、言語能力、IQの向上にまでも繋がるんです。」 

さらにHQの向上だけにとどまらず、ピアノは脳の構造まで劇的に変えてしまうという効果も証明されているそうです。 

澤口先生はこうも仰っています。 

「ピアノのレッスンを続けることによって、脳の監督役でもある前頭前野が構造的に発達し、HQの長期的な発達につながります。また、脳梁(のうりょう)と呼ばれる部分が太くなり、左右の脳のバランスがよくなるんです。まだまだあります。 
小脳も大きくなり、運動機能や知的機能、感情的機能までもアップします。さらに、海馬とよばれる部分が発達し、記憶力がアップするので、学力向上につながります。つまり、ピアノを習うことによって、脳機能をまんべんなく育て地頭をよくすることができ、スポーツや学力まで効果を及ぼすんです」 


 近い将来、目標が出来た時にその世界にうまく順応し、力を発揮するためにもピアノは重要な役割を果たしてくれるものだという事です。
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プログラミング教室②



昨日の続きです。 
プログラミングはどのような道具になるのかという事です。 

それは、コンピュータを便利にし効率化を図り膨大な情報を処理してくれるツールでしかないのです。勿論、この中から素晴らしい技術進化や発明などが出てきます。でも、どの分野においても新しい技術や発明はあるものです。ですからプログラミングの分野だけが特別な事ではないのです。ただ英語のように専門の用語や言語がないとコンピュータとコミュニケーションがとれないのです。 

この事が非常に重要です。英語と変わらないのです。あくまでツールなのです。ですからツールに振り回されていては本末転倒になってしまいます。 

では、プログラミングを習う時には何を目的にするのが良いのでしょうか。 

考え方の基本を学ぶと考えてみてはいかがでしょうか。 

プログラミングといっても多岐に渡ります。その中から将来必要な言語を選ぶのは不可能ですし流行り廃りもあるのです。このような事からプログラミングを通して考え方の基本を学び、論理的思考や問題解決力を養うと捉えると良いかと思います。 

ツールに振り回されずお稽古事を考えてみませんか。 

考え方の基本は全ての学習に繋がります。ツールに着眼ばかりして振り回されずにお稽古事を選ぶのも大切ですよ。 

プログラミングは都内では1レッスン5000円が相場と言われています。(最近はもう少しお安いところもあるようです)1ヶ月4回レッスンを受講すると20000円かかります。決して安い金額ではないのです。だからこそ目的意識を明確にする事が重要なのではないでしょうか。 

今からお子さんが大人になった時のスキルは磨けません。それは技術は進化しているので今習った事が生きたスキルと
なる事はないでしょう。 しかし、考え方の基本や論理的思考、問題解決力が養えると捉えると幅が広がる教育をお子さんに与えられます。

親御さんがお子さんの為に大人になった時に役立つためにという考え方を否定する訳ではないのです。ただ、時代の変化は速いのです。だからこそ目的意識を持ち、本当に必要なスキルを見極めるのも親御さんの役目ではないでしょうか。
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プログラミング教室➀

お稽古事として最近はプログラミング教室が注目を浴びていますね。 

都内ではプログラミング教室が注目されてから23年たっているのではないでしょうか。 

何故、プログラミング教室が流行っているのでしょうか。 

現代の情報社会、IT社会を生き抜く為に必要なスキルとして必須のスキルと保護者の方が考えての事だと思われます。 

しかし、本当に必要なスキルでしょうか。SEやプログラマーに小さな頃からなりたいと言っているなら理解できますが、保護者の方が勝手に必要なスキルと思い込んでいるのではないでしょうか。 

これは、ひと昔前に流行った英語が話せないとグローバル社会から取り残されると同じ事のように感じます。 

何が共通しているかというと、道具に振り回されているのです。英語は話せる事が目的でなく英語圏の方々とコミュニケーションをとる事が目的となるのです。英語はその為の手段なのです。 

では、プログラミングで考えてみます。プログラミングはコンピュータに指示をだす一連の流れが書き込まれた指示書のようなものです。コンピュータは人間と違い空気を読んでくれません。ですので1から10まで全て指示をしなければなりません。 

自分が想定した動きをコンピュータに行ってもらうにはゴールの設定や考えられる問題を洗い出しクリアする方法を考えます。これらを繰り返しながら指示書を書き上げるのです。 

ということはプログラミングはどのような道具になるのでしょうか。 

プログラミングには流行り廃りがある事は否めません。その上でどのようにお子さんの習い事として位置付けて目的を持つかが非常に常用なのです。

そのためにはプログラミングをどのような道具、ツールとして捉えるかを考える必要があります。
少しご自身で考えてみませんか。


どのような道具になるのかは次回のブログにアップします。 
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危険も必要です

知育の発達には体育の発達もセットで考える必要があります。様々な研究がされていますが、研究者の中に運動能力の高い子どもは精神面の成熟が良好で、知能が高く、社会性が発達していると述べている方もいらっしゃいます。

最近は海外でもこのような事を教育面で取り入れている国や都市もあるようです。

今の日本は危険ばかりを避けさせた結果、運動や遊びが危険となりボール遊びは大人がいないと禁止というような事になり最後には公園の遊具も危険だからと使用が出来なくなるような事態も少ないながら発生しています。

でもこれは変な事だと思いませんか?人生、危険を察知する能力も非常に重要な能力だと思います。その能力は危険を回避するだけでは養えないのです。体育や運動、遊びのなからから身体を動かし学び取っていくものではないでしょうか。

そしてこの運動能力はり神経系統の発達に基づくと考えられている方が多く、この内容が支持されています。という事は、運動能力は体格の発達ではなく神経系統の発達と因果関係があると考えられているようです。つまり、精神面や知能の発達と相関関係があるということなのです。このような事から幼児教育や児童教育では知能だけのアプローチでなく双方向からのアプローチが非常に重要なのではないでしょうか。

日本の教育は昔から化学的根拠が非常に少ない状態です。どうしても両サイドからのアプローチではなく盲目的な偏った考え方に陥りがちです。このような状態から抜け出し保護者の方たちも大らかに知育だけでない教育を実施してみては如何でしょうか。

危険を避け続け、全て避けきれれば良いですが何か問題が発生するかもしれないと予見する思考、そしてそれらを問題解決できる能力を伸ばすことが生きる力、生きる事への応用力を持ったお子さんに育てることがこれからの時代には必要な事だと思います。

まならぼは教育方針である「応用力」を育てる為に、体育プログラムとしてアウトドアスクールもご用意しています。夏休みには自然の多い環境で敢えて体験するべき危険を学んでみては如何でしょうか。

お気軽にお問合せ下さい。FBからでもお問い合わせをお受けしています。
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別の人間です

親と子が別の人間で別の人格を持っている事は当たり前の事なのですが、子育て世代になると急にこの事実を受け入れて別の人間として育てる事が出来なくなってしまう事が多々見受けられます。そしてお母さまにこの傾向が強くなってしまいます。

欧米諸国の例を日本の子育てに当てはめるのは良くない事だと考えていますが、欧米諸国の女性は小さい頃から別の部屋で寝る事を当たり前の習慣とし、お風呂も早くから一人で入ることを覚えるように教育をする環境では日本のような母子一体の考え方が全てではなくなります。父性が強くなるのです。父性とは社会性を教える事が多くなるので早い段階で社会の一員として自覚が芽生えます。このようなことから父性が強い子育てでは親と子はスタート時点から別の人間で別の人格を持っているということがベースとなるのです。

日本の子育てにおいては母性が強い傾向があるのでどうしても母子一体の考え方が根付いてしまい、泣いた子どもがいたりするとお母さまは抱いてあやすという事を行います。特に外出先にいる場合は他の人の目もあるのですぐにでもあやさないと冷たい視線を浴びてしまいます。そして未だに三歳児神話が根付いている日本ですので子どが三歳以上になってもこの状態を継続していってしまうのです。

すると母はいつのまにか子どもと自分が別の人間と頭では認識できても行動や言葉では母子一体を押し付ける傾向が出てきてしまいます。

また、日本は少子化が進んでいるので母親が一人の子どもにかかりきりになれてしまうのです。このような背景が益々、母子一体の負の面を促進させてしまうのではないでしょうか。

母子一体が悪いわけではないのです。日本社会の子育てにおいては母性を重んじる傾向があるので母子一体で優しい協調性のある子どもを育てていく事も素晴らしいことなのです。ただ、負の面は出来るだけ少なくした方が良いのではないでしょうか。

昨今どうしても父性社会が弱くなってきています。その為に、インターネット上の計指示板や相談するサイトに母親の悩みに「子どもが自分の描いていた道とは違う道を歩もうとしているから正したいのはどうしたら良いでしょうか」というような書き込みが出て来てしまうのではないでしょうか。また、以前のブログにも書いたように「オヤカク」というような事をおこなってしまうのではないでしょうか。

別の人間だと認識し、それを子育ての中にも導入できるようになるともう少し違った落ち着いた教育が出来るようになると考えられます。


お母さまに余裕ができるとお子さんは落ち着いた態度を保てる事が増えてきます。そして、日本に今かけている社会を学ぶという父性が見直されることがバランスの良い教育になり日本の社会で生きやすい人間性が養われるのではないでしょうか。
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