2016年6月9日木曜日

ピアノは親子で学ぼう②

前回はピアノを習う事によって得られる能力についてお話ししました。 

ではなぜピアノは親子で学ぶのが良いのでしょうか? 


何事もそうですが、能力を最大限に引き出すには環境がとても重要になってきます。 

いろいろな事が将来できるためのベースを作れるのが8才までと言われています。それまでに親は子どもにしっかりと目をかけ、素地を作ってあげる事で、その先の未来を自分の力で切り開いていく能力を身につける事ができるのです。 


「私は音楽の事はわからないから」と仰られる保護者の方は数多くおられますが、お子様と共にレッスンに来ていただき、後ろで見守っていただくだけで先生の言っている事が理解できるようになり、家で子どもにアドバイスできるようになります。(当たり前の話ですが子どもに分かるように説明しているので大人に理解できないものではないのです。また、聞いているだけで音の違いなども分かるようになってきます。)そのためにも是非お子様のレッスンを見守っていただく事をおすすめします。
 
しかし、保護者の役割というのは音楽的アドバイスだけではないのです。前回、脳科学者の澤口俊之先生がHQ(人間性知能)を高めるためにピアノが最適であるというお話をしましたが、先生はこうも仰っています。「HQを高めるためには、5歳~8歳ころがより効果的です。週に140分のレッスンでいいんです。ピアノに関しては、4ヶ月くらいで効果があらわれ、脳構造を変えるまでには2年くらい必要です。あとは、やればやるほどという継続期間との相関になります。」 

これを考えると、いかに継続していく事が大切になってくるかという事が言えます。またその継続もダラダラとただ時間をかけるだけ、回数をこなすだけではだめなのです。真剣に取り組む事によってその効果が発揮されていくのです。

子どもにはそもそも計画を立てて継続していくという能力が備わっていません。保護者が目をかけて寄り添い、声をかけながら励まし取り組んでいく事によってつらい練習を乗り越え、素晴らしい能力を得る事に繋がっていくのです。   

そしてそれを習慣化する事によっていつの間にか子ども達は自ら考え、自分の道を切り開いていく能力を身につけていくことができるのです。 

そしてついでに素晴らしいおまけも付いてきます。親子で乗り越え、共感して得た時間、絆というものは何物にも代えがたい宝物なのです。 

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