学校教育の情報化は文部科学省が2000から2005年を目処にコンピュータ教師に児童生徒一人あたり1台のコンピュータを
各普通教室には2台設置し、全ての教室からインターネットが接続出来るようにといった政策を掲げ進めてきました。
この政策が始まってから既に10年以上の年月が過ぎています。
子ども達はコンピュータ、タブレット端末を利用しインターネットに接続する楽しさを知りました。
感受性の強い世代ですので大人より様々な事を知り、世界が広がったのではないでしょうか。
この世界の広がりをプラスの効用だけなら良いのですが物事は
プラスとマイナスの両側面があるから難しいのですよね。
ただ、マイナスの面ばかりに気をとられ心配ばかりでプラス面から遠ざかってしまうと自分の為にも子どもの為にもなりませんね。
プラスの効用を最大限生かすという事はマイナス面を理解する事から始めるのが良いのではないでしょうか。
お子さんがインターネットを利用する際に先ず「何を学びとって欲しいのか」を考えると良いと思います。
闇雲に利用するからマイナス面ばかりに目がいってしまうのです。
学んで欲しい目的を設定する事で取り入れる情報や道具が選びとれるようになるます。
そうすると次に選択した情報や道具のマイナス面を知る事になります。ただ、目的を設定してあるのでマイナス面を
闇雲に排除は出来ない状況になります。そこで、マイナス面の理解が必要になります。
こうなって初めてお子さんに説明やアドバイスが出来るようになります。
危険だから遠ざけるのはマイナス面を理解した結果なら良いですが、
そうでないならただ単に排除しただけになりプラス面を受け取れない結果になってしまいます。
いくら自宅で危険を排除しても学校に行けばインターネットが身近にあるのです。
保護者が知らない間に子ども達はどんどん世界を広げていくのです。
世界を広げる事はよいことではないでしょうか。危険だからと世界を狭めてしまうのは勿体無いように感じます。
マイナス面を知るからこそ広がる世界は保護者のサポートが必要です。
せっかく、政策としてコンピュータが身近になる機会が沢山あるのです。
その機会を大切な機会と捉えてみることが出来てICT教育の効用が活きてくると思います。
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