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オヤカク


「親が確認」「親の確認」などを略して「オヤカク」。ご存知ですか?
これは企業が内定者の保護者に入社の承諾をしているか確認をすることです。こういった確認が発生するようになったのは内定辞退の理由に「親が反対しているから入社できない」という事態が発生しているからだそうです。そして、このオヤカクを取り入れている企業は増加傾向にあるようです。

大学生の保護者世代はお子さんの就職に対して「関心がない」「関心があるがコミュニケーションが不足している」というような放任的な立場を取られる方、そして内定企業や就職希望企業に対して「意見を述べる」というように積極的に関わりを持たれる方というように傾向が3つに分かれているようです。そして3つ目の「意見を述べる」方たちが増加傾向にあるのです。

女性の社会進出や情報化社会の影響で沢山の意見がお子さん達を取り巻いています。その為に自身の意見が他者に影響を受けやすくなってしまっているのです。意見を述べられる事が悪いのではなく、本人の希望までも覆してしまう意見を押し付けてしまう事が親子関係において問題ではないでしょうか。

大切なご自身のお子さんが所謂、ブラック企業に就職してほしくないのは理解ができるし、当然の意見だとおもいますが。ただ、目立つ傾向にあるのは保護者自身が「知らない業種・業界」だから、「子どもには自分と同じ道を歩んでほしい」や「インターネットの評判が悪いから」などお子さんの事を考えているようで自分の事を考えていらっしゃらないか今一度考える必要があるのではないでしょうか。

オヤカクのマイナス面はこのような事に考えられます。ただ、これは言い換えると就活生たちが非常に素直なのではとも考えられます。素直は大人になると失ってしまう事が多いです。それを持ち続けられるような恵まれた環境だったのでしょう。

親子関係のバランスが崩れてしまい親の力や意見が強い場合はオヤカクのような現象が発生してしまうのでしょう。このような関係にならず、お互いの立場を尊重し合える親子関係に育っていかないと本当の意味での「自立」が出来なくなってしまいます。

小さい頃からお子さんの言葉を傾聴する。厳しさも体験させる。一緒に笑う。一緒に泣くなどを通して養われていくものです。大人になったから「ハイどうぞ」と出来上がる関係ではない事を理解し幼少のころから「自立」を目指した子育てをする事が重要だと感じます。

ご自身のお子さんを信用・信頼できるようにする為にはお母さん、お父さん自身が精神的に自立する事が重要です。

出来ていますか?精神的自立。

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